新型コロナウイルス感染症が社会システムや町民の皆さまの生活に多大な影響を与えたことから、香美町町民の安心安全の確保を第一義として、迅速かつ柔軟にさまざまな対策を講じてきましたが、消費者の消費行動が変容した影響により、町内の経済の先行きは不透明で、新型コロナウイルス感染症対策専門家会議が、取りまとめた「新しい生活様式」により変化した町民生活も、落ち着きを取り戻せていません。
そのため、これまで継続展開してきた様々な施策や事業の評価と検証、住民アンケート等を通じた町民のまちづくりに対する要望を踏まえ、令和2年12月に策定した今後5年間の香美町のまちづくりの道しるべとなる「第2次香美町総合計画後期基本計画」に基づきながら、より実効性のある施策を展開し、新型コロナウイルス感染症とその影響に正面から向き合い、各種施策を展開致します。
以上のことから、令和3年度では、まちの将来像である「こどもたちに夢と未来をつなぐまち」をまちづくりの目標とし、併せて新型コロナウイルス感染症対策に取り組み、令和3年度予算を「コロナに打ち勝つ積極型予算~しなやかで強靭な香美町創生へ~」と位置づけ、新型コロナウイルスワクチン接種対策をはじめ、町民生活や事業者への支援、町内経済対策、新型コロナウイルス収束後を見据えたまちの基盤づくりを進めます。